院長ブログ
こんなことで
令和2年16日(木)
この冬は暖冬ということですが、この地方ではいまだに零下日がないことでも実感しているところですね。
寒暖の差が激しい日が長く続いたことが原因なのかそうでないのかはわかりませんが、この冬は芯から冷え切った方々が例年になく非常に多く見うけられます。
厄介なことに厳しい寒さを感じていない限り、冷えの自覚症状を感じることは難しいのです。
弓道をされている方ですが、冷えが原因で肩の痛みを訴えてこられたときに教えていただいたことですが、毎回100本は楽に射貫くのに、肩を痛めてからは20本が射貫けないとおっしゃっていました。
患者様は肩を痛めたからだと思っているのですが、冷えに対する処置をしただけで肩に触れることなく肩の痛みは消失してしまったのですから、原因は冷えです。
体が芯から冷えると筋力は20%しか発揮できないということです。
そんな状態であるにもかかわらずに、いつもと同じ量の仕事をするのですから、痛みが出るのは当然ながら、急に年を取ってしまったかのような体力低下を実感することになります。
冷えによって脳への血流が低下してしまい、脳の酸素不足になってしまうからです。
ですから、高山病の症状を訴える方も多く、病院で検査をしても異常なしとなり、不定愁訴(原因不明の症状)とされてしまいます。
寒さ対策も、しすぎてしまうと発汗してしまい、汗によって体温を下げてしまいますから、お気を付けください。
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